 |
|
|
|
3月7日(金)ドーンセンター(大阪市中央区)にて育児休暇から復帰される方を対象としたセミナーを開催しました。 参加者は15名で、4月から復帰される方や、今はお仕事をしていないが将来復帰を考えている方、復帰するか悩んでいる方など様々な思いを持った人が集まり、交流しましたので、報告します。
|
|
|
|
職場復帰へのアドバイス |
|
株式会社マザーネット 上田理恵子 |
|
私自身、長男の時に2カ月、次男の時に6カ月、育児休暇を取得し、その時の体験をお話しました。
不妊治療の後、ようやく産まれた子どもだったので、いざ保育所に預けるとなると、離れるのがつらくて
しかたがない。ならし保育初日には、家で落ち着かずに過ごしていると保育所から電話が…。「こんなに
泣き止まない子どもさんは初めて。すぐに迎えに来てください」と。胸が痛みました。
「どうして自分は仕事をするのだろう」その頃から常に自分に問いかけるようになりました。
理由は個人によって違うと思いますが、母親が迷わないことが大切だと思います。親が迷うと子どもも
迷ってしまいます。
復帰後は、子どもが熱を出すことは覚悟しておいた方がよいでしょう。3才まではよく熱を出しますが、
その後は丈夫になります。それまでの辛抱。
復帰後は壁にぶち当たることもあると思いますが、同じ思いを持つ仲間を大切に、みんなでがんばって
いきましょう。
|
|
|
|
 |
|
交流会では、全員が自己紹介。
夫に家事・育児を手伝ってもらうには、という話題で盛りあがりました
「一回切れたら夫は変わる」と藤本さん
「あてにしないというのも、一つの方法」と上田
|
|
先輩からの体験談 |
|
藤本郁子さん(39) |
|
 |
藤本さんは大学卒業後住友製薬株式会社に入社し、感染症治療薬の開発や他社導入品の調査・評価 などを担当してこられました。フルタイムで勤務しながら6人のお子さんを出産。
小5、小3、小1、年中、 2才、1才の6人、上4人が男の子、下2人が女の子です。もともと子どもをたくさんと思っていたのではなく、 一人出産して変わったという。
子どもがいると、笑ったり泣いたり怒ったり、人間らしい生き方ができると。そんな藤本さんからのアドバイスは、 仕事のやり方としては「やることの優先順位をつけること」そして「できないことはできないと言うこと」。 自分の中でけじめをつけることが大切と話す。責任感があり、仕事ができる藤本さんが、「できない」と発言 することは心苦しいはず。
しかし自分のできる仕事量を常に把握して、担当した仕事は責任をもって仕上げる。 これが仕事のプロだと思います。「仕事の効率では負けないが、絶対量では少ないかなぁ」とも。
先輩たちなら、うんうんとうなずく発言ですね。
そんな藤本さんは2月に会社を退職し、4月から薬剤師として再出発。6人目の育児休暇中にヘルパー 資格を取得。介護実習を通じて、カルチャーショックを受ける。人生これでいいのか?自分は現場を何も 知らなかった。
このまま窓際のおじさんになりたくない。39才、キャリアチェンジするならラストチャンスと。
今後は薬剤師を5年経験し、ケアマネージャーの資格にチャレンジするという。その生き方に、私を含めて 参加者のみんなが勇気をもらいました。
「こわれる前に息抜きを。こわれたらおしまい」とのアドバイス、
心にしみました。
|
|
|
|
|
参加者の方々からの声 |
|
● 4人目の子どもがほしいが、はたして両立できるか (Bさん・区役所勤務・育児休暇3回目)
保健士の仕事をしています。復帰して1年、次回の産むタイミングや、仕事との両立について学びにきました。周囲には3人産んで働き続けるWMはいない。藤本さんのお話を聞いて、勇気が出ました。
|
|
● 早く仕事がしたくてウズウズしてます (Tさん・百貨店勤務・育児休暇1回目)
ひたすら家にこもって育児に専念してたという感じです。近所に小さい子どもがほとんどいないので、特に「ママ友」も作らず(できなかった!?)超マイペースで時に「もんもん」と、時に「るんるん」と娘との蜜月を過ごしました。仕事柄、業界の最新情報等を常に収集しなければならないのに、まだまだのほほんムードから脱することができず、浦島太郎になりそうなことが不安。でも今は早く仕事がしたくてウズウズしてます。なるようになれ!です。
|
|
● 夫に家事・育児を私と同じくらいやってほしい (Kさん・教師・育児休暇1回目)
職場復帰して仕事の感覚が戻るか不安です。夫も同業なのですが、家事・育児をもっとイーブンにしてほしい。何かアドバイスがほしいです。
|
|
ワンポイントアドバイス
藤本さん:夫の仕事を決めたらいい。その仕事は、自分がもし時間が余っていても手をつけないように
する。担当が決まると、その仕事は責任をもってやってくれる。手伝いと思うから、いいかげんになるの
では。
上田:夫は、周囲の他の夫と比べて「よくやっている」と思っている人が多いが、妻は自分と比較し
「まだまだ」と不満を持つことが多いようです。
藤本さん:「自己満足」してもらったら困るなぁ。妻が不満に思っていることがわからへんかもしれない
ので、「切れる」のも一つの方法。
|
|
|
● 保育所に預けることが子どもにとって悪影響にならないか心配 (Nさん・看護師・育児休暇1回目)
保育所にもれてしまいました…。夫は小児科医で、朝早く夜遅いので、あてになりません。子どもが熱を出しても「38度しかないんやろ…」と、仕事で重病の子どもたちの病気を診ているので、軽く思ってしまうようです。復帰後、子どもが病気になった時が心配なので、病児保育所をまわり、事前予約をしています。そこで保育士の先生が「お母さん、一緒にがんばって行こう!」と背中をたたいてくれ、すごく勇気が出ました。
|
|
● 勤務時間が長いので、短時間勤務にした方がよいか (Kさん・サービス業・育児休暇1回目) 男性が多い職場で、表面上は理解してくれているようだが、気をつかいます。「早く復帰して」と言ってくれているのはうれしいのですが、子どもとのかかわりが楽しく、復帰時期を悩んでいます。
|
|
● 保守的な会社なので、どう会社に働きかけていくか (Oさん・広告代理店出向・育児休暇2回目)
子どもが4才になり、ちょうど仕事が乗ってきた時に妊娠、出産しました。認可外の保育所に預けていますが、お昼寝のお布団がいらなかったり、夕食をお願いしたり、すごくよいところです。会社が非常に保守的で、昇進、昇格の際にも、土俵には乗っているけど、見送りされているように感じます。
|
|
終了後、藤本さんから感想が届きました |
|
「育児休暇中の方とお話させてもらいながら、長男・次男を抱えて大変だった頃のことを久しぶりに思い出しました。あの頃は若かったし、頑張っていたなあ、と懐かしく感じました。また、自分のワーキングマザーとしての原点を忘れてはいけないと反省しました。後輩の役に立つような働き方、が前の会社での私のやりがいでした。後輩に私の体験が少しでも役に立つなら、こんなに嬉しいことはありません」
過ぎてしまうと、忘れてしまうこともあります。今度は、先輩たちも一緒に交流会を開催したいですね(上田)。
|
|
 |