開催日:平成19年1月15日(月)
会 場 :パレスホテル(東京都千代田区)
 
概 要 : 第1回「にっけい子育て支援大賞」(日本経済新聞社主催)の表彰式が、1月15日、パレスホテルで行われ、
杉田亮毅日本経済新聞社社長から表彰額とトロフィーが贈られました。
初めて開催された今回は160件の応募があり、8つの企業・自治体・団体が表彰されました。
この賞は先進的で優れた子育て支援策を表彰するものであり、審査委員長の小林陽太郎氏(国際大学理事長)によると、「新しいモデルであること」「将来の可能性」「バランスが取れ、実績が上がっていること」を評価し、総合的にレベルの高いものを選んだとのことでした。
マザーネットの受賞は、「日本で初めて、派遣型病児保育サービスを株式会社形態で提供したこと」が評価されたことによるものです。


 
   
 

審査副委員長の中山恭子さん(首相補佐官)と、審査委員の浅野史郎氏(慶応義塾大学教授)。
中山さんから「ずっと応援していたのよ」とおっしゃっていただき、感激でした。
   
 



素敵なトロフィと立派な額をいただきました。

   
 

受賞企業の方々と。

   
 
   
 

受賞企業(順不同、敬称略): 松下電器産業、日産自動車、P&G、大阪厚生年金病院、NPO新座子育てネットワーク、福井県、石川県、マザーネット  以上の8団体です

   
 
   
 
 

この度はこのような賞をいただきましたことを、心よりお礼申し上げます。
私自身、二人の子どもを育てながら、2度の育児休暇を取得し、フルタイムで仕事を続けてきました。
子ども達は、中学2年生と小学6年生になりました。
24才で結婚し、不妊治療をへて、30才の11月に長男に恵まれました。家の近くの保育所に見学に行くと、「子どもを産んで仕事を続けようと思ったら、4月から7月までに産むのが常識よ」と言われびっくり。
今度は7月までに・・・と、次男を7月に計画出産。今度は育児休暇に入った途端、当時2才の長男が保育所を退所に。次男と同じ保育所に入れなくなってしまいました。びっくりして市役所に行くと、担当者の方に「働き続けたいと思ったら3年開けるのが常識でしょ」と言われました。どうして、市に出産時期や間隔まで、決められないといけないのだろう。
その出来事がきっかけとなり、1994年、次男を出産する3日前に「キャリアと家庭両立をめざす会」を設立しました。
会を作るやいなや、相談が殺到し、創業までの7年間で約2万件の悩み相談が寄せられました。一番多かったのは、「子どもが病気の時に預けるところがない」ということでした。会を作って7年、働くお母さんにとって、なかなかやさしい社会にならない。病児保育所は増えないし、保育所の待機児童は増えるばかり・・・。「自分たちのほしいサービスは、自分たちで作るしかない」と17年間勤めた会社を退社し、マザーネットを立ち上げました。
創業には95%の人が反対でした。創業した翌日にはハローワークから電話が。「マザーネットさん、看護師の派遣は法律で禁止されています。それに子どもが熱の時は、母親が休むのが当然でしょ」。また大阪府からも、「事故が起きたら、あなたの人生が終わりますよ。あなたのための言うけれど、やめておいた方がよい」しかし、働くお母さんたちは、どうしても替りがいなくて休めないこともあるのです。そんな中、「マザーネットなしでは生きていけません」という多くのお客様の声を聞くたび、「がんばろう」という気持ちが湧いてきました。
当初は大阪で始めたサービスですが、すぐに関東へ広がり、長野、福岡、名古屋へと広がっていきました。
日本全国、都市部でも地方でも、このサービスが求められていることがわかりました。
子育て支援−時代とともに、ニーズが刻々と変化しています。昨年は、小学校登下校時の不安、晩婚化により親が高齢になり、里帰り出産をしないお母さんのケアも増えてきました。
これからも、仕事と子育ての両立をする上での問題点を勇気を持って解決し、一件一件心をこめて、がんばっていきたいと思っています。

                                          株式会社マザーネット 代表取締役 上田理恵子